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阿波国分寺天生橋
2013.06.09

徳島市国府町矢野

橋長:3.4m
橋幅:0.75m
単径間桁橋




名勝 阿波国分寺庭園
「名勝阿波国分寺庭園は、四国霊場第十五番札所、曹洞宗薬王山國分寺の境内にあり、地元産の通称『阿波の青石』(緑色の結晶片岩)を豊富に用いた力強い石組と枯滝、枯流れ及び中島を有する枯池から構成されています。剛健無比に配置された石組は他に類例をみないものとされ、中でも、本堂西側にある高さ4.3mの立石は福井市の朝倉氏諏訪館跡庭園にある立石よりも大きく、本堂東側にある天生橋の造形はたいへん珍しいものです。
 昭和41年に実測調査を行った重森三玲氏は「庭園の石組は、豪華であり、剛健であり、その技術の傑出している点では、各時代を通して、日本庭園中での第一級品」と評価しています。
 この庭園に見られる巨石の豪快な使い方などは、全体として桃山時代の特徴ある意匠や様式を良好に示しており、学術上の価値も高いことから、平成12年(2000)3月30日に国の名勝に指定されました。
 また、この度の保存整備事業に伴う発掘調査の成果から、江戸時代末期(18世紀末〜19世紀初頭頃)の現本堂(瑠璃殿)の建立に伴って現在の姿になったと考えられ、この本堂と一体となった風致景観にもきわめて優れた特色を見ることができます。」
瑠璃殿(本堂)右下の巨石組

天生橋という石橋です

北側から

南側から

側面

下部