旧徳島城表御殿庭園
2013.06.08

徳島市徳島町城内

橋長:10.5m
橋幅:1.8m
3径間桁橋




旧徳島城表御殿庭園 国指定名勝
「阿波・淡路両国25万7千石の大名蜂須賀家の居城であった徳島城の表御殿に設けられた庭園。
 茶人武将上田宗箇の築庭とされます。枯山水と築山泉水庭から構築された回遊式の庭園で、昭和16年(1941)12月13日に国の名勝に指定されました。
 南側に位置した枯山水は大きな石を大胆に使用した庭園で、特に長さ10.5mの青石(緑泥片石)で作られた石橋は圧巻です。また、桃山時代に大名が好んで用いた蘇鉄が17株も現存し、豪壮さが忍ばれます。
 北側の築山泉水庭は、江戸時代には東側の堀から水を引き入れていたため、潮入り庭園と呼ばれています。
 池のほとりにある枯滝と島々の石組みは見応えがあります。
 城郭内部に設けられたため1、520坪と、決して規模は大きくありませんが、桃山様式を顕著に示しており貴重です。」
洲本市を後にして、疲労回復しつつとりあえず徳島市へ向いました
前回は2011年1月3日に来ましたが、正月休みのため入園できず

念願の旧徳島城表御殿庭園です

枯山水

心字池
草書体の心という字形に作られている。水は自然湧出水で大体足りていましたが、地下樋道(現在は不通)により内堀と連結し、潮の干満とともに水位が変わるので藩主は居間に居ながらにして潮の満ちひきがわかりました。」
築山泉水庭から構築された回遊式の庭園

東部築山の陰陽石
「子孫の繁栄を祈る祈願石で、この巨石は、また髑髏にも見立てられ、穴の内側に耳を寄せると、地獄の釜のたぎる音が聞こえるともいわれている。」

御祠堂跡
「儒教方式の藩主墓所『万年山』(徳島市佐古山町)と連動し、安永九年(1780)に設けられた先祖の祀堂があった場所。以前は梅見茶屋があった。」

御影石をくり抜いた井戸
「飲み水等の確保のため、城内にはいくつもの井戸が掘られた。他国産(阿波国外)の御影石をくり抜いて作った豪華な井筒。」