旧丸亀藩御用蔵
2009.01.03

香川県高松市屋島中町




旧丸亀藩御用蔵
香川県指定有形文化財
黒瀬純郎氏寄贈
「この建物は、もと丸亀藩御用の米蔵で、金比羅参詣絵図にも太助燈籠と共に描かれている。
 内部の柱の一部にある“甲文政七申(1824)讃州那珂郡榎井村住人村井政太郎 乙文政酉正月(1825)云々”と云う墨書きによって、江戸時代後期の建築であると思われる。また米俵の数取りに使った“玉”の字等の落書きも見られる。
 米蔵は二段の布石の上に建ち、桁行八間梁間四間で屋根は切妻造、本瓦茸である。建物の規模は壮大であり、高い海鼠壁や正面へ付けた四つの戸口、その廂と二つの格子窓は単調な壁面に快い変化を与えている。力強いなかにも美しい構成をもった米蔵である。
 この建物は文化庁建造物課の指導を受けて改装し、資料館として使用している。」
海鼠壁

資料館として使用されています