添水唐臼
2009.01.03

香川県高松市屋島中町




添水唐臼
「穀類を精白するために臼に入れて杵で搗く方法は、古くから行なわれていた。のち足を使う唐臼で搗くようになり、やがて水力を利用した水車に変ってくるのであるが、水車には相当の水量が必要であり、製作も大仕事で思うにまかせなかった。
 当時、水が少ないところで個人または、隣近所が共同利用したのが添水唐臼で俗にソウズと呼ばれていた。誰にでも簡単につくることができ、水が少なくても時問をかけると精白が出来る貴重な道具で各地で使われていた。これは昭和三十年(1955)頃まで徳島県一宇村に残っていた唯一の遺構を復原したものである。」
久米通賢先生旧宅の上