微雲窟自性院常楽寺
「志度寺の塔頭である当院(真言宗善通寺派)の御本尊は、不動明王であるが、正面は、弘法大師をまつっている。
これは当院本堂の場所は、元志度寺の御影堂(弘法大師をまつる)の跡とも伝えられている。
当院は、天正年間(約四百二十年前)に志度に来任し繁栄した摂津兵庫県の豪族多田和泉守一族の創建になる。
さぬき良寛さんと呼ばれている竹林独雄上人は、天明四年(1784)に第七代目の住職となった。
上人は、人に衣食を分け与え、子供ともよく遊び、蟻をふまなかったり、蚊に、自分の血を供養したりした。
また、純無垢な上人の書画にもみるべきものがある。
平賀家は、当院の檀家である。源内さんは本草学薬草研究の他にエレキテル、火浣布、平線儀、寒熱昇降器等の創製、鉱山開発、西洋画、陶法伝授等でも有名である。
源内さん(安永八年・一七七九寂)のお墓は、門を入り右側にあります。
源内さん、竹林上人についての詳しい印刷物は、本堂の前においています。」
志度 自性院 |