槇川の庚申塔
2014.05.04

さぬき市多和槇川(まきがわ)




庚申さん
「五穀豊穣・悪疫退散・無病息災・子孫繁栄などを願う庚申信仰は、千年の歴史をもつ民間信仰である。
 それは、干支の十干の甲・乙・丙の『庚』と、十二支の子・丑・寅・卯の『甲』の組み合わせで六十日あるいは、六十年ごとに巡ってくる『庚申』に祈願するものである。
 ここ槙川の庚申塔は、文化九年(一八一二)に建てられて、四国西国一といわれている。
 上の日月から、尊像と六つの手と法具、下の『見ざる』『言わざる』『聞かざる』の三猿や、朝を知らせる鶏まで、儀軌の約束通りの立派な石像である。
 主尊は当地のような青面金剛のほかに、帝釈天・猿田彦神などがあって、庚申の日を縁日にしており、古くから地域間の交流がみられたのである。」
国道377号線沿い

左手に案内板

中には石造物

青面金剛

左手にショケラ

足元の邪鬼、三猿、鶏

文化九年(1812)

側面