若山薬師堂のイブキ(ビャクシン)
2014.01.02

八幡浜市若山




若山薬師堂のイブキ(ビャクシン) 市指定天然記念物
「薬師堂のイブキは、雌妹で、目通り約4.8m、高さ約17m、枝張り約15m、樹齢は六百年以上と推定され、樹勢も今なお旺盛である。このイブキは、南予では宇和島伊吹町の八幡神社のイブキ(国指定天然記念物)に次ぐ大きさで、樹形は違っていても遜色のない大樹である。
 イブキは、ヒノキ科の常緑高木で、花は雌雄異株。イブキビャクシン・『伊吹柏慎』の略、別名『ビャクシン』とも言われ、大きいものは高さ20mになる。樹皮は赤褐色で縦に裂ける。福島県以南の海岸地帯や、時には山上にも自生し、韓国や中国にも分布する。用途として、庭木本や、床柱等があげられる。また、神社の境内木としても植えられる。
 なお、現在の薬師堂は1813(文化10)年、若山庄屋・清水周平が私財を投じて建立したもので、小堂ながら総欅の本格的な建造物で、六十四面の見事な格天井もあり、本市はもとより、遠く九州からも参詣者が相次いだと伝えられている。」

人幡浜市教育委員会
さらに階段を上ると

若山薬師堂のイブキ

樹齢は六百年以上と推定

薬師堂