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西江寺庭園石橋1
2011.10.09

宇和島市野川 丸穂

橋長:m
橋幅:m
単径間桁橋




仏日山西江禅寺略縁起並西江寺庭園(鶴亀の庭)
「当山は禅宗にて京都東福寺開山聖一国師の法孫悟庵徹和尚貞治四年(正平廿年 凡そ六百年前)の開山であります。
 然る後幾星霜を経て廃一ならざりしも寛永二年中興開山的堂和尚の代に至りて伊達秀宗公現在地に移され寺領山等寄進され現在に至っております。この時代より臨済宗妙心寺派となる。
 西江寺庭園も同時に築庭されしものでありまして、三尊石を中心に左右対称的に鶴亀に配し枯山水の様式を用い山樹木枯滝組橋中島等々配置の妙を得て出来ております。桃山式より江戸初期の作庭といわれよく其の当時の時代の特徴を取り入れ様式上種々の苦心が見られます。清水を使わない枯山水の美的効果をよく生かしている点は四国一と云われて居ります。周囲にウバメガシ、ヒサガキ、マキツバキ、クチナシ等の生垣を作り南東部に枯滝組を組んでおります。  其の手法よく妙を得て時代を偲ばしめ組石の景観等は其の時代には見られない力強い作風を発揮しております。流れの前では充分に広く芝生を張って流れに沿う護岸には点々と組石を配して、それと調和させサツキの苅込を用い借景をひきしめております。又、北方には大小の二島を用いておる此の両島は鶴亀或は心字形池の手法を得ているのであろうと思われます。此の両島を連ねる直線上に石橋をかけ最前線に曲線を浸かっているあたり桃山時代の様式をとったものであります。」

愛媛県教育委員会
西江寺(せいごうじ)門前、庭園を拝観します

貞治四(1365)年、開山と同時に築庭された枯山水庭園

南側の1基

奥から