木像こまいぬ二躯 有形文化財
「阿形・吽形にもにほぼ同じ大きさで、南像にもに力量感及び勢いがあり、丁寧な造りTごなっています。表面に施されている塗りは、後の時代(江戸時代末ころ)に行われたもので、作られた当時は木地のこまいぬだったと考えられます。
胴体は一木造となっており、尾の部分だけ後で取り付ける工法となっています。また台座の部分は裏面には四ケ所の穴があり、四本の脚をもった台座にこまいぬは置かれていたものと想像されます。
こまいぬの作者については、随身像と作風及び材質が似ていることから同一人物の作品ではないかと考えられています。また製作時期は、随身像に書かれていた『延文五年、一三五九年』ごろに作られたのではないかと考えられています。」
東温市教育委員会 |