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砥部衝上断層
2015.12.31

伊予郡砥部町岩谷口




天然記念物 砥部衝上断層
「砥部町には、様々な地層や岩石が分布しています。また、これらの中に、過去に起こった地殻変動を示すしゅう曲や断層なども見ることができ、さながら地質の標本室のようです。
 これらのうち最も有名なのは、砥部川の河床“かがす淵”付近にみられる中央構造線の路頭で、1938年(昭和13)5月30日に『砥部衝上断層』として国の天然記念物に指定されています。ここでは、南から北に流れる砥部川を直角に横切る衝上断層を観察することができます。この露頭は、西南日本を南北に二分する大断層、中央構造線の活動した時期について貴重な惰報を提供しています。
 ふつう、天然記念物は一つの『物』を指すのですが、この『砥部衝上断層』の場合は、断層面が露出している“かがす淵”一帯が天然記念物に指定されています。」
国道379号線に案内板がありましたので、降りてみます

砥部川

かがす淵

天然記念物砥部衝上断層説明図
「古い岩石(砂岩、頁岩は中生代白亜紀)は6000万年前、新しい岩石(礫岩は新生代古第三紀)は4000万年前で、断層はそれより後に生じて新しい岩石の上に古い岩石が重なっている逆断層である。
その後1200万年前に断層面A−Bにそってマグマが貫入して新しい火成岩が出来た。砥部町内では新しい火成岩と同時期に噴出した火成岩が断層線を覆って分布している。このことから断層の生じたのは1200万年前から4000万年前の間であると推定される。
この貴重な証明をする断層が天然記念物として指定された。」
天然記念物砥部衝上断層説明図
「古い岩石(砂岩、頁岩は中生代白亜紀)は6000万年前、新しい岩石(礫岩は新生代古第三紀)は4000万年前で、断層はそれより後に生じて新しい岩石の上に古い岩石が重なっている逆断層である。
その後1200万年前に断層面A−Bにそってマグマが貫入して新しい火成岩が出来た。砥部町内では新しい火成岩と同時期に噴出した火成岩が断層線を覆って分布している。このことから断層の生じたのは1200万年前から4000万年前の間であると推定される。
この貴重な証明をする断層が天然記念物として指定された。」