第四十八番札所西林寺
2009.01.17

愛媛県松山市高井町

 



西林寺
「四国八十八か所の四十八番札所である。寺名は清滝山西林寺、本尊は十一面観音菩薩である。
 寺伝によると、天平一三 (七四一)年、僧行基が開山、もと、堂宇はここから東北の地にあったという。大同二(八〇七)年、弘法大師が堂宇をこの地に移したと伝えられている。
 江戸時代、寂本の著した 『四国遍礼霊場記』に、“寺の前に池あり、杖の淵と名づく。むかし大師此所を御杖を以て加持し玉ひければ、水騰して、玉争ひ砕け、練色収まらず。人その端を測る事なし”と書かれている。干ばつに悩む村人を助けるために、大師が杖で地面を突いたところ、水が湧き出た
という伝説で、清水に恵まれた土地という意味で清滝山の山号が付けられたともいわれる。
 現在の堂宇は、寛永年間(一六二四〜一六四三)に焼失したのを受けて、元禄一三(一七〇〇)年、松山藩松平第四代藩主定直が再建したものである。」

松山市
松山市教育委員会
西林寺前の立派な橋はコンクリート製

境内の橋もコンクリート製

本堂