5,551
八幡橋
2011.01.02

南あわじ市賀集八幡

橋幅:4.19m
径間:6.5m
拱矢:3.2m
環厚:36cm
輪石:29列




八幡橋
「橋柱なしのこのアーチ式の橋は、側面両側に鶴と亀を陽刻してあるので鶴亀橋とも呼ばれており、八幡村の豪農印部喜与門によって造立寄贈された。
 当時重要官道に架かっていた八幡橋が出水の度に破損、交通の途絶する事を憂い、私財を投じて播磨の家島と小豆島から石を運び、津名都の井高政吉を石匠として明治10年9月1日着工、エ事日数137日、工数延べ1326人を要し明治11年1月17日落成した。
 諸経費のうち、県からの下付金は67円91銭3厘で、印部喜与門の負担は619円40銭5厘(当時の米価、1石4円80銭)を要した。
 この八幡橋も竣工後93年の昭和45年の改修で現在地に移転、明治の文化遺産として保存されている。
※総御影石造り太鼓橋(めがね橋)
 石工 江井浦井高政吉・井高金蔵
 長さ 4間半(8.15m)
 高さ 2間2合5厘(4.07m)
 幅 2間半(4.53m)
(三原郡史より)」

南あわじ市教育委員会
賀集八幡神社に移設され、ひっそりと佇んでいます

親柱

上流側

上流側の要石には鶴の陽刻

上流左岸側輪石には亀の陽刻

左岸側

右岸側

要石は細長で、特徴的です

下流側