7,591
敏馬神社参道橋
2015.05.03

神戸市灘区岩屋中町4丁目1

橋長:0.7m
橋幅:4.8m
単径間桁橋




敏馬神社略記
「神戸で最も古い神社の一つである当社の縁起は、平安時代の『風土記』に記載されている。『美奴売とは神の名なり。神功皇后が新羅へご出兵の節、神前松原(阪急神崎川駅近く)で神集いをなされた。その時能勢の美奴売山(今、三草山という)の神様が参られ吾が山の杉で船を造りて行かれるならば幸いあり≠ニの御教示に従い大勝利を収められた。ご帰還の節この地で船が動かなくなり再び占い問うと神の御心なり≠ニ。故に美奴売の神様をこの地におまつりし船も献上した』(境内の東に石碑あり)
神功皇后摂政元年(201年)の御創建となる。
 平安時代の『延喜式』にもみぬめ神社の名あり。(美奴売・美奴面・見宿女・三犬女とも書かれた)延喜式に記載された神社を『式内社』といい、格式高い神社である。元の社格は県社。
 社殿は、飛鳥・奈良時代「敏馬の埼」と呼ばれた高台にあり、東側は『敏馬の泊』という神戸最初の港。都人は敏馬神様に航海安全を祈り和歌を献上して旅立って行かれた(日本最古の和歌集『万葉集』には『敏馬』を詠んだ和歌九首あり。境内に柿本人麻呂と田辺福麻呂の歌碑あり。万葉ゆかりの神社としても有名である)
奈良時代の中頃、港は大輪田に移るが、白砂青松の美しい『敏馬浦』は、都人に知れわたり、多数の和歌が詠まれている。しかし昭和六年頃より埋立てにより『敏馬浦』は消滅した。」
敏馬(みぬめ)神社前に架かっています

側面

階段を上ると社殿