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岩戸橋

2003.11.02

竹田市荻町馬場−高練木

馬渡川
形式:1連石造アーチ橋
橋長:28.2m
橋幅:4.4m
径間:17.4m
完成:嘉永2年(1849)

旧荻町役場から県道695号線を南下、岩戸大橋を渡りすぐ右折。 くれぐれも直進しないように。
私は直進してしまい、引き返して来るときに旧道に気づきました。



岩戸橋(通称車橋)
大分県指定重要文化財
「この岩戸道は、当時、柏原より城下竹田町に通ずる唯一の路線であり、この石橋が架けられる前は、今の鋼橋の下あたりに転石を利用して石垣を築き、それに丸太木を渡して土橋を架けて通行していた。
 しかし、毎年台風や大雨のたびに橋は流され、又、石垣を洗い流されることもしばしばであった。
 江戸時代も後半に入ると長崎で発達した石橋の技術が肥後を経て豊後に流入して来た。
 その頃、柏原組大庄屋垣田角次郎は、組内の村役人と相談し、恵良原組などの協力もとりつけ、岡藩に架橋を申請し同時に銀札ニ貫六百匁(約五十両)を借り受け工事に着手、二ヵ年の歳月を費やして完成したのである。
 その後、人々の安全な通行は勿論、陸の孤島柏原村にも車馬の通行が可能になり、農林産物の積出しや、生活物資の搬入など、経済的、文化的にどれほど貢献したか計り知れないものがあった。
 因みに、この石橋は大分県下で3番目に古く、一スパンの規模は、全国で19番目に長い石橋である。
 又、藩に対する歎願書や設計書など、貴重な書類が残っており、昭和49年3月、石橋としては大分県下で最初に重要文化財に指定された。」

竹田市教育委員会
「深い谷川を渡って岡藩の上納米を運ばなくてはならないために架設されたもので、石工は備前(岡山県)の久米蔵と地元の後藤松五郎となっている。」

下から:水路橋、岩戸橋、旧道の新岩戸橋、岩戸大橋

岩戸橋
水路橋
以上 2003.11.02撮影


1年2ヶ月ぶりの訪問
以上 2005.01.09撮影


約3年ぶりの訪問

左岸側
右は水路橋

右岸側
手前は水路橋

拱頂部
以上 2007.12.02撮影