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若南原の石橋
2006.10.08

中頭郡中城村字北上原

橋長:3.8m
橋幅:1.75m
径間:1.45m
拱矢:0.3m
環厚:39cm




若南原(わかなんばる)の石橋
「若南原一帯は、かつて若南川により新垣集落と耕作地帯が分断されており生活を営むうえで大変不便でした。
 その不便さを解消するために新垣地域の人たちは若南川に橋を造りました。
 この地点より上流の方には川に大きな平たい石を簡単にかけた簡易な橋が造られていましたが、川幅が広がり橋は川の中に落ちていたため、歴史の道の整備工事の祭、新しく橋が造られました。
 また、下流の方には2基のアーチ形の石橋がありましたが、1基は車道整備工事のため平成10年に取り壊されてしまいました。
 現在、下流に1基だけ残されている石橋は、中城村内で唯一残っているアーチ形の石橋で。歴史的見地からも貴重な石橋であることから、中城村の文化財(有形文化財)に指定されています。
 現在、ここに架けられているアーチ式の石橋は歴史の道の整備に伴い新しく造った橋で、下流の石橋を参考に造られたものです。
 以前は、この地点には橋はなく、川の中に大きな石を置き、川を渡っていたようです。」
新垣の石橋から南東へ250mくらいの左手に架かっています

上流側

右岸側

拱頂部

上流の石積み