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ヒジガー橋
2006.10.07

那覇市字真地−繁多川4丁目

安里川
橋長:13.18m
橋幅:5.2m
径間:3.5m
拱矢:1.5m
環厚:40cm
架設:1733年頃

北側の金城ダム下池、道路沿いに駐車場があります



ヒジ川橋及び取付道路 沖縄県指定有形文化財
「ヒジ川橋は、首里崎山町にあった御茶屋御殿から識名園に至る途中の金城川(現安里川上流)に架けられ、琉球石灰岩を用いた単拱橋で、17世紀半ばまでにはつくられていたと考えられています。
 全長13.18m、幅5.2mで、橋の中央部が少し高くなり、3段の階段式になっています。欄干は、切石を利用した質素なつくりですが、見えない部分にほぞをつくって巧みに組み合わせています。
 橋のアーチは円弧を用い、橋脚部は布積みで、その他はあいかた積みにしています。川床にも石を敷いて、橋脚部を川の浸食から防いでいます。
 取付道路は穏やかな曲線を描きながら、勾配を調整して橋に取り付けられています。道幅は約2.6mで、橋の東側28m、西側18.5mが指定されています。」

沖縄県教育委員会
那覇市教育委員会

「ヒジ川(ガー)の名は、ヒラ(坂)の西側にある古くからの湧水「ヒジガー」の名にちなみます。ヒジガーは、見上げる岩のすき間から滴る水が鍾乳石をつくり、あたかもひげ(方言:ヒジ)のようになっています。」
金城ダムの二つのダム湖、上池と下池を繋ぐ水路に架かっています
写真中央右手黄色い手すりの橋の左上にアーチが見えます

上流側から

下流左岸側から

左岸側

上部

取付道路