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長法寺門前橋

2010.01.02

津山市井口

橋長:2.4m
橋幅:4.0m
桁7列
単径間桁橋
架設:明治3年(1870年)




長法寺
「佐良山三座の一つ神南備山の山麓に懐かれるようにたたづみ、天平の開基以来、天台の古刹として知られた寺、これがこの長法寺です。
 現在の寺は、弘化二年(1845年)にやや西の平地にあったものを当時の快玄和尚が現在地に移転したもので、多くの人々の訪れと、四季の移り変わりを静かに見まもってきました。
 明治六年の津山城のとりこわしと同時に城内の紫陽花が植えられました。初夏(6月中旬〜7月中旬)には境内せましと約2000株の紫陽花が咲き乱れるさまは見事で、別名紫陽花寺といわれています。
 秋には、大いちょうが色づき、黄金吹く寺にと変化し、“公孫樹下にたちて”の詩が偲ばれます。これは詩人薄田泣菫の不朽の名作“二十五弦”の一節で、泣菫が明治三十四年十月に津山滞在中この大いちょうを見て作ったものです。
 また数奇な運命をたどった明治の文学者田岡嶺雲も忘れられません。津山で過ごした青春の日々、はからずも悲恋に落ちいった嶺雲の心をゆるがした鐘の音こそは、当時の梵鐘であったのです。
 公孫樹下に立って見れば、今も、泣菫のそして嶺雲の哀歓がひしひしと感じられます。」
今回のスタートは長法寺、夜明けを待って門前に来ると石橋が待っていました

側面

親柱

境内から