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薬師院お堂前橋

2015.11.15

高梁市浜町

橋長:m
橋幅:m
単径間桁橋




瑠璃山薬師院泰立寺
「寛和年中(985〜987)花山法皇の開基といわれる。真言宗に属し、本尊は薬師瑠璃光王如来で、五十年毎に秘仏御開帳法要がある。県指定重要文化財の薬師堂は、棟札によると元和十年二月(1624)の建築で、勾配のきつい大屋根とこれを支える組物、桟唐戸の彫刻、ほか随所に桃山時代の特徴がよく表れている。山門右にある大仙堂の石造延命地蔵は、鎌倉期の作風を感じさせる市指定重要文化財である。裏山には三十三観音霊場があり、参拝がたえない。」

階段を上り

境内

右手のお堂前

側面

薬師院本堂 岡山県指定重要文化財
「薬師院は、真言宗善通寺派に属し、瑠璃山薬師院泰立寺といいます。寺伝によると、寛和年中(985年頃)の花山法皇のときに創建されたといわれています。元々は別のところに建てられていましたが、火災によりこの地に移り、伽藍が整備されたのは正保年間(1644〜1648年頃)といわれています。
 本堂は、三間×三間の単層、入母屋造、屋根は本瓦葺で、正面一間に向拝をもつ形式となつています。軒は二重の繁垂木で蛇腹支輪を設け、柱は来迎柱を除いてすべて面取りして桝、組物は禅宗様の一手先を詰組としています。正面には五段の階段をおいて、登高欄をつけ、四面に擬宝珠高欄付きの縁を巡らしています。正面中央の間には牡丹の彫刻を入れた蟇股を飾り、その下に上部を菱格子の透かし、下部には入小板の上に模様を彫刻した両開桟唐戸を設けています。本堂の建築は、棟札によると元和10年(1624年)とあり、江戸時代初頭の建築ですが、雄大豪華な桃山時代の建築様式を随所にうかがうことができます。」

昭和34年3月27日指定 岡山県教育委員会・高梁市教育委員会

境内

上から