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西水門の石橋

2012.01.01

岡山市東区西幸西

橋長:6.6m
橋幅:0.96m
桁厚:30cm
桁2列
3径間桁橋




西水門の碑
「幸西地区には、貞享元年(1684)池田藩によって、浅海を干拓して生まれた海抜ゼロメートルの新田である。
この西水門は、樋守人の経験と努力によって、海の干満を利用して遊水池の水を放流し、干拓が行われた当初は、冠水の防止や塩水の排除を、後には水田水や雨水の排水を主な目的として利用され、約280年の間、幸西地区の農業と住民の生活を守ってきた。
しかし、昭和39年(1964)、東西の樋門を統合した近代的な新柿原樋門の完成と伴に、その役割を終えた。
往時、幸島新田には、これと同じ石造樋門が六ヶ所あったが、現在では全て撤去・改修され、昔の姿を留めるのは、西幸西にあるこの西水門の内側樋門だけとなった。
先人の苦労を偲び、その英知に心から敬意を表すると伴に、郷土の貴重な文化遺産として西水門の概要を記して後世へ伝えるものとする。」

平成十六年三月吉日
岡崎務 撰文
西幸西協同会 建立
西水門周辺の藪が切り払われています

水門併設の石橋を計上

東側