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足守神社参道橋
2009.05.03

岡山市北区下足守

橋長:1.0m
橋幅:3.4m
単径間円弧桁橋




足守八幡宮
「足守藩の総鎮守で、祭神は応神天皇ほか。
“日本書紀”に、応神天皇の立寄地(行宮)として“葉田の葦守宮”がみえ、注目される。神社はそこまで遡るとは思えないが、平安時代末の“足守庄絵図”には、前身らしい八幡社が描かれている。戦国時代には別の山に移されたとも云われるが、宝永三年(一七〇六)には、ここで本殿の建設が行われている、その本殿は幕末に焼け、明治三年(一八六七)に再建、現在に至っている。
 御神体の青銅鏡(木瀬浄阿弥円鏡)は、慶長十二年(一六〇七)作、足守藩主木下家が寄進したもので、岡山県重要文化財に指定されている。
 また、社殿絵馬の内に、“足守庄絵図”の写しがある。実物は、京都の神護寺蔵の国宝。足守荘は、在地豪族の賀陽氏によって運営されていたものが、平安時代末に院、さらに神護寺に寄進されたもので、南北朝時代に至っている。絵図は嘉応元年(一一六九)作成で、荘園の範囲や地割り、寺や集落の配置が細かく描かれている。
 足守の地は、この絵図の実体を伝える寄進地系荘園の遺構として、全国的に注目されている。」

岡山市教育委員会
注連柱の前に参道橋

側面

側面

参道橋脇に立派な獅子の石像