三瀧寺多宝塔

2015.02.15

広島市西区三滝山




三瀧寺多宝塔 広島県重要文化財
「多宝塔は、円筒形の塔身に方形の屋根をかけた宝塔に裳階(屋根と同じ構造の一層の張り出し部分)をつけて重層にした仏塔の一形式です。平面の形が、下層は方形、上層は円形となり、上層下部の饅頭の形をした白い亀腹が基本的な特徴です。
 大永6年(1526)の創建というこの塔は、和歌山県の広八幡神社の境内に建立されていたものを、原爆犠牲者供養のため昭和26年(1951)に広島に移築したものです。
 なお、塔内には国指定重要文化財の木造阿弥陀如来坐像が安置されています。」

平成6年9月30日
広島県教育委員会
広島市教育委員会
多宝塔