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洞雲寺厳島神社前橋

2011.01.22

廿日市市佐方

橋長:2.8m
橋幅:m
2径間円弧桁橋




洞雲寺(とううんじ)
「応龍山洞雲寺は、大内氏の重臣陶氏の菩提寺である山口県・龍文寺の僧金岡用兼を開祖とし、桜尾城主であった厳島神主藤原教親・宗親親子により、長享元年(1487)その菩提寺として創建された曹洞宗の禅院である。金岡禅師は当時、名僧として名高く、本山永平寺の諸伽藍の復興をなしとげ、また、阿波国(徳島県)守護大名細川成之の帰依を受け、同国の丈六寺と桂林寺も管轄していた。
 現在、洞雲寺に所蔵されている“正法眼蔵”(県重文)は、禅師みずからがこの桂林寺において書写したものである。
 藤原氏は宗親のあとも代々菩提寺として洞雲寺に領地を与え、その死亡後も代わって大内氏がこれらの寺領を認め、さらに毛利氏の時代には、重臣の桂元澄、ついで元就の四男元清が桜尾城代として洞雲寺を菩提寺と同じように保護したため、寺には40通に及ぶ戦国期の貴重な古文書(県重文)が残されている。
 また、寺内には、藤原興藤、桂元澄、毛利元清夫妻の墓や陶晴賢の首塚(い
ずれも市重文)などがあり、戦国期の興亡の姿をいまに語りかけている。
 これらを含め、同寺には現在、県重要文化財7点、市重要文化財7点がある。」

昭和63年3月
廿日市教育委員会
曹洞宗 応龍山 洞雲寺

本堂横、厳島神社前に架かっています