福禅寺三猿神

2015.02.14

福山市鞆町鞆




三猿神と庚申信仰
「三猿神は『言はさる、見さる、聞かさるの3疋脇』。庚申の申は十二支のさる。庚申信仰は、室町時代より広がり、江戸時代17世紀末頃から20世紀中ごろまで盛んであった民間信仰です。家内安全、健康長寿とくに治病を祈願し御利益があると信じられていた。60日毎の庚申の日には『講』が催され娯楽歓談の1日を『庚申堂』で過ごし共同飲食で夜更かしするのが庚申講です。
 当寺 福禅寺の『庚申堂』は寛文年中(1661〜1672)に建立され大きなお堂で『三猿神、青面金剛、二童子、二鶏、四鬼神』がまつられていました。
 そこに60日毎に回ってくる庚申の夜、住民がお詣りに来て連帯をはかりました。
 三猿神は日光東照宮 陽明門欄間額の3猿の原型になっており甚五郎作」

国史跡 福禅寺対潮楼
甚五郎作の三猿神

堂内の木造青面金剛像が目的だったのですが、残念ながら撮影禁止