御手洗川の上水道施設

2015.02.14

福山市北吉津町1丁目




御手洗川の上水道施設
「福山の城下町は、海を埋め立てて造られたため、塩分を含まない良質な井戸水を手に入れることが困難でした。このため、初代福山藩主、水野勝成は築城とともに上水道の整備にカを注ぎました。
 芦田川から吉津川に引き込まれた水はどんどん池(蓮池)に畜えられ、上水道を通して城下町に運ばれて飲料水として利用されたのです。
 この石組みの扉門は、かつては御手洗川から上水を取るための重要な取水口でした。取水口から取り入れられた上水は、古吉津町に埋設された土管を通して各寺院や民家に給水されました。この上水道施設は城下町の発展に大きな役割を果たしてきた貴重な遺構といえます。」

宮川町内会
取水口が見えています