菅原神社

2006.04.09

岡山県笠岡市吉浜




菅原神社の重要文化財
「菅原神社は延宝2年(1674)、吉浜干拓に伴い、吉浜村の氏神として福山藩主水野勝慶が創建したと伝える。御神体は菅原道真の小像で、台座裏面には延宝3年の銘がある。」
 
菅原神社の本殿
市指定建造物
「切妻造で、屋根の全面が前流れにのびて向拝となる「流造」の形式であり、母屋は丸柱、向拝は几帳面取の柱を使っている。
 社伝によると本殿は延宝2年の建立で、大工は福山藩のお抱え大工・榊原太治兵エ外2名と伝えるが、建築の様式から見ると、その後建て替えられた可能性もある。
 三間社流造としては比較的規模が大きく、全体に均衡がとれ、細部にわたってよくまとまった、本格的な本殿建築である。」

昭和50年1月27日 指定

手水鉢由来
「所は小田郡 あの吉浜の 一の氏神 天神様へ 石の手水鉢 御寄進なさる 世話方 喜曾次様よ 石はないかと 方々さがし 石はあります程遠からぬ 沖の高島 黒土鼻に 凡そ目方が 七千貫 これを船頭衆に 相談すれば それを積むなら 船目茶目茶と そこで喜曾次様が 賢い人で 国に帰って 相談なさる 評議なかばで よい分別は 村の氏子が 空樽かいて 集めましたよ七十五挺 岩の廻りに 鳴子の如く つなぎつけます この空樽を 明日はついたち大潮満ちて 思う吉浜へ一つ走り」


境内では花見