274
古大内
水路橋
2004.02.21

山之口町古大内(ふるおおうち

橋長:8.6m
径間:5.5m
拱矢:3.3m
天端幅:1.5m
環厚:40cm
架設:昭和8年7月
六十田一之渡(ろくじゅうだいちのわたし・新田みぞ)

国道269号線、道の駅山之口から西へ3.9Km「走湯神社」の看板より右折、500m先右折、左手にJR日豊線の鉄橋を見ながら、200m先T字路を右折、道なりに700m先です



古大内水路橋
「麓と六十田地域は、東岳を源流とする水豊かな東岳川流域にあるが、両地域とも高台にあることから取水には苦労していました。明治三十八年(1905)の頃より地区の小野田長左衛門氏が私財を投げ打ち、集水工事を始めました。麓地区は、大正七年(1918)に、六十田地区は昭和8年に通水できました。地区の方々は。小野田翁の幼名『五左衛門』をもじって、『ごぜどんのみぞ』と呼んでいます。この水路は非常にめずらしい特殊工法(サイフォーン式)が取り入れられています。」
道路の上に架かっている立派な水路橋です
六十田一之渡は昭和8年(1933228日着工

水路には水がなく、廃橋となっています
この先は、広い谷になっており、水路が途切れているかと思ったら、サイフォン式で向こう側につながっていました

道路に対して斜めに架かっているからでしょうか、石の端に段が出来ています
こんな工法か石を削る手間を省いたのか分かりません

以上 2004.02.21撮影


以上 2005.11.26撮影


3年1ヶ月ぶりの訪問

北側

内部
以上 2008.12.14撮影



約11年ぶりの訪問

標柱が建っていました

東側

拱頂部
以上 2019.02.24撮影