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たぶ峠の眼鏡橋

2004.05.22

日向市大字幸脇

径間:4.3m
拱矢:1.9m
輪石:15列
架設:明治18年(1885)

国道10号線、道の駅日向から800m北上、「眼鏡橋」バス停より西へ約60m


国道10号線脇に「眼鏡橋」というバス停があります。通るたびに気になり、付近を何度か捜して回りましたが見つかりませんでした。
たぶ峠という地番は、バス停北側、国道の西側ですので、近くの民宿にお尋ねしましたが、ご存知ありませんでした。
念のため、谷になっている場所を探してみると石橋がありましたが、果たしてこれが“たぶ峠の眼鏡橋”かどうか定かではありません。

日向市社会教育課の緒方様に問い合わたところ、ご回答がありました。ありがとうございました。
「メールでお問合せいただいたモノについてですが、これは「タブ峠の眼鏡橋」と呼ばれているものです。ただ、「眼鏡」ではなく「単眼」で、また橋が長い割にはアーチ部分が小さいので、どちらかと言えば「隧道」と見たほうが良いようで、実際、架橋当時の史料にも“水抜隧道”と明記されています。」

深い藪に覆われており、下に川が流れているのは全く分かりません
ロープを使い、左岸上流側よりようやく下に降りることができました

この鬱蒼とした茂みの下に隠れています
アーチの規模等、日之影町の深角橋とよく似た状況です

以上2004.05.22撮影


下流側

下流側をみると、JR日豊本線が上を走っています
以上 2005.02.26撮影



1年半ぶりに下へ降りてみました
上流左岸側からロープを使って降りましたが、帰りは上流右岸側からロープなしで比較的楽に上ることができました

上流右岸側より

左岸側輪石・壁石

左岸側内部

右岸側輪石・壁石

右岸側内部
以上 2005.11.03撮影


6年4ヶ月ぶりの訪問

西側道路脇の石垣には、このような出っ張った石が何本か設置してあります

上流右岸側から降りました

健在です

上流側

上流側

内部
以上 2012.03.03撮影