津奈木重磐岩眼鏡橋
「津奈木川にかかるこの石橋は、北側にそびえる岩山「重磐岩(ちょうはんがん)」にちなんでこの名で呼ばれている。
嘉永2年(1849)に津奈木総庄屋近藤三郎左衛門為経の尽力で架けられた橋で、種山(現東陽村)石工岩永三五郎の弟三平が鹿児島で受けた傷の療養で世話になったこの村の人々へ、お礼として、棟梁としての腕をふるったと言われている。
石材は凝灰岩が使用されている。全長18m、幅4.5m、アーチの頂上18m、拱矢(基礎からアーチの頂上までの高さ)5.7mある。アーチの上に乗る石積みが少なく、アーチそのものの機能的な美しさ、堅牢さと、軽快さを感じさせる美しい石橋である。」
熊本県教育委員会 |