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内布眼鏡橋
(下)
2007.11.25

球磨郡球磨村大字渡 内布(うちぬの)

径間:1.72m
橋幅:3.25m
拱矢:0.6m
環厚:30cm
基礎2段63cm
架設:昭和9年(1934)
石工:江口寅次、信国ゆう八




石匠館の上塚尚孝館長より(2009.06.17)
「内布集落在住の内布隆義さん(81歳)に電話で聞きましたら、あれこれ判明しましたのでお知らせいたします。
※上流側の橋は内布集落から本校のある渡方面へ行く学校道だそうで、記念碑に改修年は「昭和10年と彫ってありました。その前年つまり昭和9年に架設されたとのこと。内布さんは小学校入学の前年で落成式の様子も記憶しておられました。
※下流側の橋は学校道に対し45度の角度で人吉へ通じる道だったそうで、昭和60年から平成3年にかけて圃場整備が実施され、橋は近くの田畑への利用となり、人吉道は50mほど南(石水寺より)から馬氷川を渡るよう移行したのだそうです。当時内布さんは区長だったため、よくご存知でした。
※橋の工事担当の石工は、内布さんの家の隣に住む江口寅次さんと親戚の信国ゆう八さんと聞きました。
※川の中に杭を何本も立て桟を渡し、両方から石を積み中央の要石をはめ・・・とよく記憶しておられました。雑な支保工ですね。
※採石場は石水寺よりの地点で、村人が運搬役だったそうで、内布さんの父親もその中の一人だったと。
※橋と橋をコンクリートで継いであるのは圃場整備期間とというのが明確になりました。」
熊本の西さんから22日に新規発見の連絡をいただきました
早速確認に向かいましたが、目標は左手の用水路水門の赤いハンドル、ということでしたので、すぐにわかりました

下流側、草刈前

下流側、草刈後

上流側と下流側には別個の石橋があり、中間はコンクリートです
その下流側

以上 2007.11.25撮影


1年5ヶ月ぶりの訪問

「日本の石橋を守る会」見学会で訪れた時、上塚事務局長の見解は、本道にあった石橋と、本道から畑に入る道に架かる石橋を道路拡幅の際に中間をコンクリートでつなげたものではないか・・・ということでしたので、分離計上します。

以上 2009.04.19撮影