祓川大園の石橋
「この石橋は鹿屋から百引、福山方面に通じる国道と鹿屋川が字大園で交叉する地点に架けられている。
『明治37年5月架橋、おおそのはし』と刻まれてある。日露戦争が起こった年、5月の完成、当時の記録が皆無のため経費その他明細は不明。 着工はおそらく35、6年で当時としては相当の経費、大工事であったとおもわれる。
全長30メートル、橋幅内法3.1メートル、高さ5メートル、橋床は複式アーチ型(めがね橋)、橋脚は川床にがっちりと基礎が造られている。工事は鹿児島の伊敷から石工がきて造ったという。石造技術は抜群、堅牢でその形はまことに優美、大隈地方に残る貴重なめがね橋のひとつである。」
鹿屋市教育委員会 |