7,443 旧蔵内氏庭園太鼓橋
2014.11.23
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築上郡築上町上深野
橋長:m
橋幅:m
2径間円弧桁橋
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旧蔵内邸
「旧蔵内邸は明治時代から昭和初期まで筑豊地方を中心に炭坑や鉱山を経営した蔵内次郎作、保房、次郎兵衛の三代の蔵内家本家住宅である。現在の建物は明治38年頃に、まず二階建の主屋と応接間棟が建築され、同時に庭園も造られた。そして大正5年の蔵内鉱業株式会社設立と同時に大増築を開始し、大正9年に完成した。また隣接する貴船神社と参道、鳥居、石橋なども一体として建設され、城井谷の丘陵を背景に田園風景の中に堂々と佇む建造物と庭園の敷地は7,135u、延床面積1,250u、蔵倉庫377uもある大規模近代和風住宅で、現在も建築当初の状態をよく残している。
接客を重視した住宅の造りは、重厚な玄関棟、池庭に面して増築された茶室や座敷、大広間などに表れている。また様々な意匠の天井には屋久杉をふんだんに使い、繊細な欄間、襖の引手、特注の照明や竹を模した雨樋など細部に至るまで手の込んだ細工が施され、仏間の内陣に貼られた金唐草紙は現存する国内最古級のものとされる。蔵内氏のぜいを尽くした建築と庭園は近代和風住宅として群を抜いて優れている。」 |
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道路に案内板が建っていたのでやってきました
ここの隣の貴船神社には以前2度来たことがありますが、当時は開放されていませんでした
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国の文化審議会は21日、旧蔵内氏庭園を名勝に指定するよう、下村博文文部科学相に答申し、近く指定されるそうです
まさにホットな場所です
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建物
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旧蔵内氏庭園
「ここ主庭は明治38年の住宅建築当初に造られた回遊式庭園で、園地の水は屋敷南側の農業用水路から引き込み、敷地内と応接間棟の地下を石積水路で巡らせ、池に注がれる。途中には石組階段の水汲み場を3ケ所設けた独特な水利である。園池は深く、高い石組の護岸には突出する景石(鶴首石と亀頭石)があり、また池の北側には二つの枯滝石組を並列させて、主庭の最も重要な景となっている。古写真を見ると、園路の周りや中島には芝生を張り、二連の反り橋や八ッ橋が今と同じように架っている。
また中島には電灯の照明があり、ライトアップして夜の庭園を楽しんだのであろうか。
蔵内氏は大正時代の増築で接客のための大広間や茶室、座敷などからの座観式庭園に主眼を変え、その建築と作庭の様式には煎茶文化の影響が随所に見られる。」 |
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庭園に入ると
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太鼓橋が待っていました
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北東側 |