大善寺旧庫裡
市指定有形文化財
「大善寺は、玉垂宮の神宮寺で、盛時には四五の僧坊、三〇〇〇町歩の寺領を誇った大寺で、その歴史は、白鳳元年(672)建立の高法寺までさかのぼると伝えられます。
しかしこの大寺も明治元年(1868)の神仏判然令により廃されました。明治五年この地に洋学校が創設されるや、旧庫裡を御船新氏(最後の座主)が校舎として寄贈され、その後も小学校等に使用されながら、現在まで地元の人々の手によって保存されてきました。このように大善寺の旧状をしのぶ唯一の建物であり、明治初期における教育史を知る上で貴重な歴史的遺産です。体育館用地にあったものをこの他に復元(昭和五七年三月)し永く後世に伝えます。」
久留米市 |