江南山梅林寺
「筑後川の清流に望む臨済宗妙心寺派の古刹で九州の代表的な修業道場として知られています。
ご本尊は、如意輪観世音で、歴代久留米藩主の霊廟となっています。
寺の起源は、初代藩主有馬豊氏が故地丹波福智山の瑞巌寺を移したもので、父則頼公の分霊をここに移し、その法号梅林院から寺号を改めました。
南正面には、精巧無比な羅漢彫刻をもつ唐門が威容を見せ、方丈前の石庭の静寂としたたたずまいも禅林僧堂ならではの風格を持ち境内の裏山には歴代藩主の霊廟や墓塔が静かに立ち並んでいます。
ここの寺堂は、600点を数え、「絹本著色釈迦三尊像」の一幅は、国指定の重要文化財であり、この他、尾形光琳、長谷川等伯などの絵、狩野雨蓬らが描く、襖絵などもみられます。
隣接の外苑は、梅林の名にふさわしく梅花が風情を競い、市民の憩いの広場として知られています。」
久留米市 |