黒木のフジ(国指定天然記念物)
「この藤は、応永二年(1395)後征西将軍良成親王が植栽せられたものと言い伝えられ、その後、天正十二年(1584)七月、大友軍の兵火により焼損し、更に文政四年(1821)正月、黒木町の大火にあうなどの被災もあったが、幸い生を保ち六百年の樹令を数えている。
開花期は、四月下旬〜五月上旬で、満開時は幾千万の花房が0.5〜1.5メートルに伸び、黒木城跡を背景に矢部川の青流に映え山・水・花の調和は見事である。
本樹は紫藤の老巨木で、他に類を見ない代表的なものである。」
八女市教育委員会 |