仙人神社

2010.11.14


京都郡みやこ町勝山池田




仙人神社(せん助さん)
「せん助さんは安政年間頃実在した人物と思われます。せん助さんは大の酒好きで底抜のお人好し、全く欲のない人じゃった。会う人ごとに一杯飲ませて陽気に笑い、自分の山を売っては自分で祝儀を出して祝い酒をふるまうような村の名物男じゃった。
 そんなせん助さんの口ぐせは“わしが死んだら高野の山の麓、山桃の木の下に埋めちょくれ。神様になって皆の願い事をなんでも一つ叶えちゃる”というんやった。
 せん助さんが死んだ時、家の者達は“酒飲みじいさんのホラじゃ!気にするこたーねえ”ちゅうて村の墓(妙見)に埋めた。ところが、その夜から3日3晩ピーヒヤラドンドン笛や太鼓が家中やかましく鳴り響き、家の者は一睡もできんやった。あわてて山桃の木の下に埋めかえたら、ピタリと騒ぎが静まったということじゃ。
 せん助さんの参り方は、お堂の後の石のとがった先端部分がせん助さんの□で、そこへ酒を注ぎながら“せん助さん、まあ一杯おあがリ下さい”と言い、次に“では今度は私が一杯いただききす”と自分で飲む。それをくり返しながら願い事をすればよい。
 歯が痛うなった時でも、せん助さんと飲みおうたら、いっぺんでようなったち。またホルグ牛も、けっとばす馬も気がやさしゅうなるちゅうことヨー。
 村では年に1度、3月19日の命日に、せん助さん祭りをして供養しています。
 遠く田川、行橋方面から洒をさげて多くの人がお参りに来ます。
(ものがたり京築より)」

みやこ町教育委員会
県道64号線沿いに案内板がありましたので立ち寄ってみました

地元の方が清掃中