上福殿(こうふくどん)の法華塔
「塔の形式:宝篋印塔
建立年代:文化13年(1816)
この塔は、上福夫妻の供養塔で、台座に2人の戒名が刻まれています。上福さんは、豊前中津出身の浪人で、当地に居住して後、一代で財を築きました。村のため、私財を投じて用水路の工事をしたりしましたが、その富をねたむ連中によって、夫妻は惨殺されました。その後、村内では、疫病や火災が度々起こったことから『上福夫妻のたたりだ』と恐れ、ここに石塔を建立し、一字一石経を納めて、上福夫妻の菩提をとむらいました。」
嘉麻市教育委員会 |