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洗玉
眼鏡橋
2004.09.11


八女市上陽町北川内

星野川
橋長:32.5m
橋幅:5.0m
径間:22.5m
拱矢:10m
架設:明治26年(1893)

八女市役所支所から県道52号線を800m東進、左手に架かっています


「名称 洗玉(せんぎょく)眼鏡橋 
所在地 上陽町大字北川内字洗玉
竣工 明治26年(1893)
材石 阿蘇凝灰岩(生駒野山産出)
形式 石造一連式アーチ型
請負人 名工棟梁 橋本勘五郎(熊本県種山村)
    大工棟梁 吉沢大七(熊本県吉野村)
法量 長さ 32.5m 幅員 5m 径間 22.5m 拱矢 10m
   拱矢比 2.25 拱厚 0.85m

 当時、上妻・下妻郡役所は木橋架設の計画が進められていたが、北川内村民の強い要望により石橋架設に変更され、郡費村費の外に北川内村民222名の一般寄附により、上名室園間の星野川に明治26年(1893)5月3日、熊本県矢部町の通潤橋を手掛けた橋本勘五郎によって架設された。
 石橋の左右側に鞘石垣が設けられ、壁石は乱れ組の技法を取り入れた。福岡県随一とも言われる最大級の石橋です。明治・大正・昭和と幾多の洪水にも耐え、美しい弧を描き、アーチ造りの強靭さを物語っている。又、上流側アーチ中央部分の要石に「肥後上益城矢部吹上兄弟橋、八代種山棟梁 橋本勘五郎、倅 源平、孫 為八と刻銘がある。この洗玉橋は勘五郎最後の架橋として有名を轟かし町民の偉大なる文化遺産である。」

八女市教育委員会
下流側

下流側遠景

親柱

上部

以上 2004.09.11撮影


4年7ヶ月ぶりの訪問

左岸側

下流側

以上 2009.04.12撮影


3年4ヶ月ぶりの訪問

下流右岸側の道路が損壊

上流側

上流側要石
肥後上益城矢部吹上兄弟橋
肥後上益城 八代種山 棟梁 橋本勘五郎  倅 源平  孫 為八

上流側中央部束石
欄干改修工事 平成七年三月
施工 八女石灯ろう協同組合
以上 2012.08.12撮影