友泉亭公園
2008.08.23
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福岡市城南区友泉亭
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友泉亭公園
公園の概要
「この友泉亭公園は、もと筑前黒田家六代藩主継高公が宝暦4年(1754)に別館(別荘)として設けた由緒ある“友泉亭”を、福岡市ではじめて池泉廻遊式純日本式庭園として昭和56年春に整備したものです。平成10年3月には福岡市指定名勝となり、奥ゆかしき日本の美を漂わせる歴史公園として今日親しまれております。面積は1ヘクタール(約3000坪)、園内にはシイ、マキ、キンモクセイ、ツバキなどの古木、大木が残っており、かつては樋井川の支流の水を利用したといわれる池を生かして、その幽玄静寂な空間を演出し、往時を偲ぶこととしました。
園内の本館大広間は昭和初期のもので、今日新たに設けた茶室は茶会、その他の文化活動の場として利用できます。ここには“如水庵”と“章山庵”の2つの茶室がありますが、いずれも黒田家にゆかりのある名をつけております。茅葺の別棟が“如水庵”で四畳半の小間“章山庵”は八畳の広間です。」
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確かめてみたかった友泉亭公園にようやく来ました
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友泉亭
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小径の脇は苔むして、キノコが生えています
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別邸跡
「この地は黒田藩二百七十余年の治政の中で名君と称えられた紘高公が建造した別邸跡である。
筑前国続風土記附録にみる友泉亭及びここに残る一群の礎石からみると館は池に続いて数棟の建物が並び質素で実用的なものであったと思われる。
しかし、四季の景観には捨て難い趣があったと言われている。」
福岡市
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「園内の一角にある一群の礎石は、取り払った古い建物の束石で、創建当時のものと思われます。この広場では野点を楽しめます。
“友泉亭”とは久世三位源通夏卿が“世に堪へぬ 暑さも知らず 湧き出ずる 泉を友とくすぶ庵は”と詠じた歌の意をとって名付けられたものです。
代々藩主の別荘として、また狩りの時の休憩所などに利用され、そのたたずまいは黒田藩の家風を反映してか質素、堅実で、かつ実用的なものだったそうです。」
本園にはその中心となる池に加えて、滝を設け、園内の一角に源を発する渓流は常時、清冽な水が流れ、まわりの木立とともに自然の興趣を盛り上げています。また、四季折々にはツバキ、ウメ、ツツジ、フジ、ハナショウブはどが彩りを添えて、“四季美観を呈せり”と記された昔の姿を思い浮かべることができましょう。」 |
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東側から
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西側から |