油山観音
「寺伝によると、大和時代に浦賀上人が自椿に千手観音を彫んで安置して寺を開いたといわれる。また灯油の製法が知られていなかった時代、椿の実から油を絞って油による灯火の法を開いたといわれ、これが油山の名の起こりになっている。
その後、多くの寺が建ち、仏教文化の中心となって栄えたが、天正年間(1573〜1591)の兵火で焼失し、元禄7年(1694)再中興された。寺宝には、木像聖観音坐像(重要文化財)、大川円詢像(絵師、狩野友元重信)、釈迦十六善神(室町時代)がある。
平成6年には、雲雀観音堂が新しく完成した。」 |