杉の馬場

2006.09.03


朝倉市秋月野鳥




杉の馬場と稽古館跡
「この桜の並木道を杉の馬場という。むかしこの辺に杉の大木があったためその名ありといわれる。桜並木となったのは明治38年(19059、日露戦争戦勝記念の遺産である。この道は城跡に通ずる。ここはそのむかし藩主のお成り道。そしてまた藩士たちの登城道。時には馬術の稽古も行なわれた。当時両側には土塀をめぐらしたいかめしい門構えの武家屋敷が並んでいた。いうなれば秋月城下のメインストリート。藩学稽古館はこの石垣の上にあった。ここは藩士たちの文武修業の大道場。安永4年(1775)創設、文化7年(1810)大拡張、明治4年(1871)廃藩とともに閉鎖される。その間原古処・吉田平陽らの学者、教育者、武芸者たちが輩出した。
ここの景観は四季を通じて佳。中でも花の季節が一番よい。花の4月には毎年春祭りも催される。」